事業紹介
深化と新化
鉄道の運行において絶対的に守るべき“安全”は、積み上げられた高度な技術と経験に裏打ちされた実績が求められます。 予想外のトラブルが発生した場合でも、常に機器を安全側に制御する「フェイルセーフの思想」は、絶対に忘れてはならない基本です。 これらの機器の信頼性向上、常に確実な動作を確保するため、厳しい設置環境の再現設備やアクティブエージング試験装置など、各種信頼性検証設備を導入しています。 また、私たちが得意とする「検知」、「記憶」、「表示」、「情報」のコア技術に、さらなる安全性、利便性の追求を行うことに加え、主力製品の安定供給、機能改良など、常にユーザーサイドに立った製品開発を追求しています。どんな小さな不具合も原因を徹底的に究明し、根本原因に対して是正処置を確実に実施する。そして、より高性能な検知機能、高機能な製品の開発へと結実させていく。これまで培った技術力や実績を踏まえ、より完璧な製品を目指す「深化」と、最新技術の応用・可能性を模索しながら、製品のさらなる改良を実現する「新化」を目指し続けています。
「Safety（安全で）& Ecology（環境と）& Kindly（人に優しく）」
徹底した信頼性の検証、安全への意識に基づいた私たちの製品は、JR殿をはじめ民鉄各社殿や 各分野に採用され、絶大な信頼をいただいております。新たな製品には特許取得が可能な発想を盛り込むとともに、鉛フリー素材の採用、高リサイクル還元率の製品の開発など環境への配慮を通じて、すべての移動手段の円滑化を見据えた「Mobility-up」への貢献を目指しています。また、 小ロット・高精度な特殊機器・海外向け製品などのカスタムメードにも対応することが可能で、これらの実績を発展させた新たな試みとして、ユニバーサル化や多言語化対応などの製品開発に取り組んでおります。なかでも、特定の色に対する色覚の多様性にも配慮し、認識しやすい波長成分のLEDを採用した「踏切警報灯」「列車進行方向指示器」ecoKシリーズは、CUD（カラーユニバーサルデザイン）認証※を、業界ではじめて取得いたしました。私たちは、より多くの人々が住みやすい社会の実現と多様なニーズへの対応を目指し、これからも「Safety（安全で）& Ecology（環境と）& Kindly（人に優しく）」をテーマとした製品の開発を追求します。※CUD認証：製品が多くの人にわかりやすい配色であることを保障する第三者認証
